医学生の脳神経の教科書の選び方

神経の分野は勉強範囲が多く、難しい分野です。幸いなことに教科書に恵まれた分野でもあり、医学生向けの教科書も豊富で、分かりやすい教科書も多いので積極的に活用していきたいところ。
神経の分野では神経内科と脳外科領域に分かれるので教科書も専門的なものではこの2つに分かれていってしまいます。
医学生対象の教科書では1冊で済みますので、自分がどのくらい勉強を進めたいかで使い分けると良いでしょう。
この分野の難しい教科書はなかなか難しいので詳しく勉強したい人も最初は医学生向けの教科書から入るのがおすすめです。
勉強の方法としては、疾患数が多いので、まずは全体像を把握することから始めることがおすすめです。総論分野と神経解剖をしっかり勉強することで、各論分野の勉強をスムーズに進めることができます。
特に神経解剖はその部位の機能と合わせて理解することで、解剖部位の異常からその症状を推測できるようになります。
総論と代表的な疾患を押さえたら、各論的な内容は暗記が中心になるので勉強量が必要な分野です。
【導入レベル】
まるごと図解
【医学生レベルわかりやすさ重視】
病気がみえる

図表系教科書の代表病気がみえるシリーズ!
病気がみえるの神経はかなり分かりやすい。解剖学的な構造の立体的な構造もとても分かりやすく図解されている。このシリーズが苦手な人でも神経に関してだけは購入をおすすめしたいです!!
改訂も2017年と新しいのも魅力!!
ビジュアルブック
STEP

文章系教科書の代表STEPの新シリーズSimple stepです。
脳神経は総論領域が重要で、総論領域をしっかり理解すると各論領域が一気に理解しやすくなります。
文章系の教科書の魅力は総論領域が学びやすいこと!
中枢神経障害と末梢神経障害の違いなど、抑えるべきポイントをまずは文章で理解するのにオススメの教科書です。
病態生理できった
iMedicine
【医学生レベル内容しっかり】
標準
▼神経内科
▼脳外科

一つの科目が一冊にまとまっているのが魅力の標準シリーズですが、脳神経領域では2冊に分かれてしまっているのが残念です。
学生・研修医のための神経内科学
2018年改訂のいい感じの教科書です。「医学生のための」とあるように医学生向きに書かれているので少し詳しめの勉強がしたい人にピッタリです。

総合的な神経の教科書で今最も新しいのがこの教科書です。
学生をターゲットに書かれている本で、画像も豊富ですしおすすめです。
【医師国家試験対策】
レビューブック メジャー

yearnote

QB 医師国家試験
内科一般成書
ハリソン内科学

内科学書

朝倉内科学

神経内科・脳外科の成書
神経内科ハンドブック
成書では無いかもしれないが、神経内科のゴールデンスタンダードとなる本。
脳神経外科学
こちらは脳神経外科の成書。3冊に分かれている。内容は難しいが、書き方は意外に分かりやすい。
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