特徴
北海道大学の伊藤先生による、解剖学の文字ベースの教科書です。「ネッター解剖学」や「プロメテウス解剖学アトラス」と違い、翻訳本ではないため、日本人に関する記載が多く、馴染みやすいのが特徴です。
文章ではどうしても分かりにくい部分を中心に、簡易化した図による解説があります。図の質は、最新の第3版でかなり上がり、文章の強調色が変わったことも相まってとても読み易くなりました。
ボリュームも十分で臨床への応用に関連した記載も多く、大変オススメの一冊です。
[署名アンキパン]
ざっくり5段階評価
最初は管理人による評価です。レビューが増えればそれを反映していきます。
詳しさ ☆☆☆
わかりやすさ ☆☆☆☆☆
図の多さ ☆☆☆
工夫 ☆☆☆☆☆
総合評価 ☆☆☆☆
[署名アンキパン]
長所
- 文章が分かり易く、簡潔。
- 文章のカラーの使い方も良い。
- 読みやすい流れでまとめられており、通読向きの1冊。
- 簡略化された図はとても解釈し易く、裏紙に書き写しながら覚えるというような勉強法がおすすめ。
- 機能や病態への派生も多く、(アトラスを除けば)1冊で完結させられる力がある。
- 日本人の特徴に即した記述になっている。
[署名アンキパン]
短所
- 図が完全にイラストなので、立体感は掴みにくい。そのため実際の解剖に際しては、書籍「ネッター 解剖学アトラス」やアプリ「ヒューマン・アナトミー・アトラス」を参考にする必要がある。
- 細かすぎる知識を要求される大学では若干内容が不足する場面があり、「岡嶋解剖学」や「分冊解剖学」を参照することも(しかし「岡嶋」はほぼほぼ辞書であり、「講義」は通読できる教科書としては詳しい部類に入るだろう)。
[署名アンキパン]
使用している人の感想
みんな骨の試験、解剖学講義読んだ方がいいっていうけど、分厚すぎだろ。びっくりしたわ。
— バラライ (@vararai20124511) 2016年9月5日
@Ak1712Km 解剖学とはなんぞや、を知るのに、とてもいい教科書です。解剖学講義。
— AI KASHIMA (@aiindigoblue) 2016年4月11日
@yuki_miki_pp
それなー
足りないんだよね…でも解剖学講義だと多すぎるし()
こっちはQをベースにして確実に足りないところを解剖学講義とかで補ってるわ\(^o^)/てか1年から解剖とかできていいね^_^;
— てんちょー@*T♡P*全日参加 (@Soul02983) 2015年12月27日
⑨解剖学講義
2年次のマクロ解剖の指定教科書だが、組織の時に多少使った。図も文章もとてもシンプルであるため初学には助かったが、一部用語に「ん?」と思うことがあった。解剖の先生曰く医学生ならここに書いてることくらいは身につけとのこと。6月以降本格的に使うと思う。 pic.twitter.com/BNCWGO27BV— やーせ (@seiya_yamanashi) 2017年4月30日
解剖学の教科書は解剖学講義一択やで
— さんせっと (@sanset_acanthus) 2017年4月18日
ライバル本
グレイ解剖学
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