医学生の膠原病自己免疫疾患の教科書の選び方
膠原病・免疫の範囲では複数の臓器に炎症が起こり様々な症状を起こす疾患を学んでいきます。
この分野で大変なことは、
- 症状が多彩なこと
- 複数の診療科にまたがること
- 国試では抗体の名前を暗記する必要があること
です。
皮膚科や呼吸器、眼科など複数の診療科の教科書に登場する膠原病ですが、膠原病・免疫疾患をまとめて学ぶことで横の知識が身につき更に理解が深まっていきます。
膠原病の概論についてまとめてくださっているクリニックのサイトがあったので紹介しておきます。
医学生向きの教科書は少なく、学習し辛い状況です。
膠原病の情報については難病情報センターにも多数記載されているので詳しい情報がほしければ活用してみてください。
医師国家試験の勉強
国試における膠原病の範囲は、出るところがある程度決まっています。
やみくもに教科書や授業プリントを覚えるよりも、予備校のテキストや国家試験用のテキストを使用したほうが効率よく覚える事ができます。
【医学生レベルわかりやすさ重視】
病気がみえる免疫・膠原病・感染症
病気が見えるの感染症の一部に膠原病の章があります。
約55ページ分。
膠原病では皮膚所見が多彩であるが、大部分の皮膚所見が写真で記載されているため理解しやすいです。
成書
膠原病学
膠原病リウマチ病学テキスト
日本リウマチ財団,日本リウマチ学会が出している医学書。改定は2015年
膠原病診療ノート
電子版付きで2019年改訂です。
膠原病に関連する先生が結構購入されていたりする教科書。研修医レベルでも少し難しいと感じます。
でも膠原病全般についての比較的新しい情報がのっているので、意識の高い医学生が買うならこれですかね。
【医師国家試験対策】
膠原病の範囲はレビューブックではメジャーの範囲に記載があります。
ただし、膠原病はさまざまな臓器に影響があり、診療科をまたぐことも多いのでマイナーの教科書も関連してきます。
レビューブックは悪くないチョイスです。こんな感じでゴリゴリ暗記にはなってしまいます。
内科一般成書
膠原病の範囲は以下で紹介するような内科一般の教科書に記載が多いので、膠原病の教科書を探すよりも成書を探したほうが、お目当ての情報が見つかるかもしれません。
ハリソン内科学

内科学書

朝倉内科学

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